金持ち老後を送る上で重要なことは、定年後の破産を防止することです。
定年後に、貴方が破産する主な原因は、次の4つです。
- 生活費破産
- 医療・介護破産
- 子・孫破産
- イベント破産
反対に、自分の老後をしっかりと管理できていれば、破産の心配はありません。
今回は破産の主な原因の一つである生活費破産を取り上げます。
そして、「金持ち老後を妨げる原因の一つ生活費破産を防ぐ3つの方策とは?」というテーマで、生活費破産についてや、生活費破産の原因、そして生活費破産を防ぐ3つの方策について紹介します。
生活費破産とは?
サラリーマンにある2度の破産危機
サラリーマンには、2度の破産危機があるといわれています。
1度目は、教育費の負担が大きい50代前半、2度目が退職後です。
第1子が高校に入学した頃から大学進学時にかけては、最も家計が苦しいときです。
家庭によっては、貯蓄額がマイナスになることもあるでしょう。
そして、末子が大学を卒業した時点で、ようやく子供が独立し家計も落ち着きます。
ほっとしたところに、60歳定年を迎えます。
退職金は入りますが、老後の資金不足=破産危機がここから始まることになります。
第二の人生を優雅に過ごしたいと思う方は多いでしょうが、この破産危機は収入が見込めないところに非常な怖さがあるのです。
そして、2度目の破産の大きな原因の一つが、生活費破産です。
生活費破産とは
生活費破産とは、生活費の収支の赤字を貯蓄で補填し続けて、預貯金残高がゼロになってしまうことです。
これは、生活が少しずつぜいたくな人が陥りがちです。
また、年収が低くないのに貯蓄が増えない人にも多い傾向です。
生活費破産の原因
生活費破産に陥りがちな原因は、子供が独立して少し家計にゆとりが出てきたときに「ちょっといい生活」をしてしまうことにあります。
例えば、今まで子供のためと思って我慢していた旅行をしたり、外食の機会を増やしたり、ブランド物を買ったりなど・・・。
子供のためと思って我慢していた分、ちょっと良い物を買ったり、良い生活をしたりしたいですよね。
その気持ちはとってもよく分かるのですが、気持ちの緩みが、実は老後の不安に後々変わってしまうことになります。
生活費破産を防ぐ3つの方策
では、金持ち老後のための、生活費破産を防ぐには、どんな方法があるのでしょう。
そのためには、次の3つの方策があります。
- 子供が独立した後定年までは、人生最後のためどきと心得る
- 教育費がなくなった分は、そのまま貯金へ
- 最低限、自分の使っているお金を把握する
それでは、この3つの方策について、解説していきますね。
子供が独立した後定年までは、人生最後のためどきと心得る
人生には、お金の貯め時があります。
末子が独立したあと退職までの期間がその時期です。
少し生活にゆとりが出ますので、その時に意識して教育費負担がなくなった分を老後資金に回すなどして、定年後の準備を始めましょう。
少し辛いかも知れませんが、老後の貧乏な状態を考えて貯蓄することが重要です。
ここで我慢できれば、金持ち老後は見えていますよ。
教育費がなくなった分は、そのまま貯金へ
教育費にかかる費用は、大変大きいです。
例えば、子供が2人大学に在学しているときには、国立大でも学費が1人年間60万、アパート代や食費などを考えると年間120万程度になるでしょう。
私立大学の場合は、学費が100万程度。
年間一人180万~220万程度の出費です。
2人の子供が同時に在学していると、360万~440万になります。
これらのお金をそのまま貯蓄に回すことが出来れば、年間300万として4年で1200万になります。
勿論、そう簡単にはいかないと思いますが、せめて年間100万円程度の貯蓄が出来ると良いですね。
最低限、自分の使っているお金を把握する
生活破産リスクの高い人は、定年後に生活を見直せない人に多いといえます。
収入が年金だけになっても「ちょっといい生活」を続けていると、確実に毎月マイナスになります。
例えば、月に5万円マイナスの生活を続けると、一年で60万円のマイナスになりますね。
そして、60歳~90歳までの30年間を考えると、1,800万円の赤字になります。
勿論、このほかに大きな病気にかかったり、介護にお金がいる、また、子供の結婚や出産、孫への贈り物などを考えると更に出費は増えます。
現在の生活水準で、自分がどのくらいお金を使っているのかを把握する事は、非常に重要です。
そして、自分たちの年収や蓄えにあった生活をすることを考えなければ、老後破産に陥ってしまします。
最低限自分の使っているお金をしっかり把握しましょう。
そのことが、生活費破産を防ぐことに繋がります。
まとめ
今回は、「金持ち老後を妨げる原因の一つ生活費破産を防ぐ3つの方策とは?」というテーマで纏めてみました。
金持ち老後を妨げる原因の一つは、生活費破産です。
でもこの生活費破産は、自分の心がけ次第で防ぐことが出来ます。
今回紹介した3つの方策
「子供の独立後のお金のため時を逃さない」
「教育費の出費がなくなったらその分そのまま貯蓄へ」
「自分の生活費の把握する」
これらをしっかり実践しましょう。
そうすれば、決して老後は心配ありません。
金持ち老後で、優雅な老後の暮らしを手に入れましょう。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。