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終活にエンディングノートはなぜ必要?どんな内容を書けばいいの?

エンディングノート

モコママ68歳 終活アドバイザーです。

今回は、エンディングノートについて解説していきます。

終活と言えばエンディングノートを思い浮かべる人も多いのでは?

ですが、実際にエンディングノートを書いている人は実はとても少ない様です。

終活アドバイザーの資格を取った時も、エンディングノートをどう活用するかということについても学びました。

今回は、「エンディングノートが何故必要なのか。」「どんな役割があるのか」「どんな内容を書けば良いのか」などについて解説していきます。

終活に関心のある方も、そうでない方もぜひ最後まで読んであなたの終活の参考になさってください。

 

エンディングノートを書く人が少ない理由

エンディングノートについては知っているし、終活に必要なのではと思っている方は多い様です。

しかし、実際にエンディングノートを書いている人は少ないという声を聞きます。

なぜ、エンディングノートを書く人が少ないのでしょう。

その理由には以下の4つが挙げられるようです。

1.必要感がないから
2.面倒だから
3.何を書けばいいか分からないから
4.必要になったら書けばいい

特に、「エンディングノートって実際に必要なの?」と思っている方は多いでしょう。

でも、エンディングノートって、いざという時に、自分自身にとっても周りの人にとってもとても便利なツールなのです。

エンディングノートは何故必要?

終活というとエンディングノートが思い浮かぶ方多いのではないでしょうか。

では、エンディングノートは何故必要なのでしょう

エンディングノートは、自分が亡くなったとき、あるいは病気や認知症などで判断力が衰えてしまったときに備えて、必要な情報や希望を書いておくノートです。

高齢者にとっては、自分が亡くなった時のことを考えるのが辛い方もいらっしゃいますよね。

しかし、自分の思いを伝えることや、必要な情報を纏めておくことは、大変重要です。

高齢者ばかりではありません。

若くても独り暮らしの方や、不測の事態が起こったときにも実は大変有効な役目を果たします

エンディングノートには遺言書のような法的な効力はありませんが、終活においては様々な場面で役に立ちます。

エンディングノートの役割は?

エンディングノートの大きな役割は、次の3つです。

  1. 自分のことを記録して伝える
  2. 自分の身の回りを整理する
  3. 非常時の持ち出しや備忘録の役目をする

それでは、一つずつ解説していきますね。

 

自分のことを記録して伝える

エンディングノートの第1の目的は、自分のことを記録して、残された人に貴方の情報や思いを伝えることです。

万一貴方が重病や認知症になっても、周りの人に自分の情報や医療・介護に関する希望などを伝えることが出来ます。

例えば、急に事故に遭った場合や、災害などに遭って自分の意思を伝えることが困難になったときでも、あなたの情報が一冊にまとまっていれば、周囲の人は貴方の意思や思いを知り、貴方が望んだように対応することが出来るでしょう。

また、亡くなった後に、生前の人間関係や財産を次世代に引き継ぐことが出来ます

 

自分の心と身の回りを整理する

エンディングノートを書くことで、実は自分の心も整理することが出来ます。

今までの自分の人生を振り返り、今後の人生をどのように生きていくかと言うことを考えるきっかけにもなります。

また、あなたの人間関係を整理する事も出来ます。

そして、自分が亡くなったときに知らせてほしい人についても、残された人に伝えることが出来るのです。

また、財産や、自分のもちものなどを整理するきっかけにもなり、遺言書を作成するにあたっても大変役に立ちます。

 

非常時の持ち出しや備忘録の役目をする

エンディングノートに書いてある情報は、その人が生活していくうえで大変重要な情報でもあります。

ですから、火事や自然災害など、自宅を離れなければならないような場合も、持ち出すことで大変役に立ちますよ。

また、一般的に高齢者になるにつれて記憶力が劣ってきます。

そんな時エンディングノートは自分自身の備忘録の役目も果たすことができるのです。

エンディングノートに書くこと

エンディングノートに書くことは、大まかに分けると次の3つです。

  1. 自分のこと
  2. 財産のこと
  3. 終末期や死後のこと

 

自分のこと

自分自身に関する情報をまずは書きましょう。

1 基本情報

氏名、生年月日、住所、本籍地など個人を特定できる情報

趣味や、好き嫌い、特技など内面が分かる情報

 

2 自分史

生まれたときから、現在に至るまでの自分の人生を振り返るとともに、これからの過ごし方を考えて希望を書きます。

残りの人生の時間を実感し、これからの人生を具体的に考えるきっかけになりますよ。

 

3 親戚・友人・知人の名簿

自分にかかわる人について、氏名や連絡先、自分とどんな関係のある人なのかなどを書いたリストを作っておきます。

病院に入院したときや、亡くなった時に、誰に連絡してほしいか書いておくこともできます。

あるいは、これから合っておきたい人をリストアップしておくのも良いでしょう。

また、任意後見人や家のメンテナンスなどを頼んでいる人、お金や財産の管理を頼んでいる専門家、近所の知人など高齢期の暮らしを支えてくれる人々の氏名と連絡先をまとめておくと、自分に何かしらあったときには、家族はその人達からの最近の情報を得ることができ、大変便利です。

 

4 医療・介護の情報

病歴・入院歴・投薬などの記録を書きます。

これらは、治療や手術を受けるときや入院するときに必要な情報です。

さらに、自分の健康状態を把握しているかかりつけ医やかかりつけ薬局、ケアマネージャーなどを書いておけば、急病や認知症になったときにも、周りの人たちがその情報をもとに、適切な対応を受けることが出来ます。

 

財産のこと

預貯金と借り入れ

銀行や証券会社など、取引のある金融機関・支店名・担当者などを記入します。

合併などで金融機関の名前が変わっていることもあるため、現在の名称を確認しておきます。

エンディングノートは他人に見られることを前提に書きますので、キャッシュカードの番号などは書かないようにしましょう。

また、預貯金とともに借り入れについても記入しておきましょう。

 

保険

生命保険などの保険金は、請求しないと受け取れません。

自分で請求できなくなった場合や、死亡保険金の請求に備えて、自分がどの保険会社の何という保険に加入しているかを記入しておくことが必要です。

また、現在の保険内容が自分に合っているかどうか考え、必要であれば見直しましょう。

 

年金

自分が加入している年金について書いておきます。

特に公的年金は老後の収入の要です。

受給前の人は、何歳からいくらもらえるのか把握しておくことも大事ですね。

 

不動産

マイホームの相続で引き継いだ土地などの情報を書いておきます。

未登記の不動産や、固定資産税がかからない不動産なども漏らさず書いておきましょう

 

その他の資産・財産

金融商品や不動産以外の資産、その他形見分けをしたい品としてどのようなものがあるか、そしてそれらをどのように分けてほしいかを書いておきます。

他人に貸しているお金があれば、誰に、いつ、いくら、どのような経緯で貸したのかも、きちんと記入しておきましょう。

 

終末期や死後のこと

医療や介護の希望

自分らしい最期を迎えるために、告知や延命治療などの医療に関する希望や、どのように介護してもらいたいかという希望を書いておきましょう。

 

お葬式について

宗教や、どこでお葬式をしてもらいたいか、形式や規模、知らせたい人の範囲など、お葬式に必要な情報や希望を書きます。

菩提寺や所属する教会がある人は、その所在地や連絡先も書いておきます。

遺影として使う写真についても、使ってほしい写真をノートに明記してくとよいでしょう。

また、慶弔記録を残しておくと、自分のお葬式に誰を呼ぶか考える時や、残された人の今後の親戚付き合いに役に立ちます。

 

お墓について

先祖代々のお墓、既に購入しているお墓、管理している親戚のお墓などがあれば、その所在地や連絡先を書いておきます。

散骨・永代供養墓への埋葬など、特別な希望があれば書いておきましょう

 

相続について

相続について、自分の希望や想いを書いておきます。

家系図は自分のルーツを考えるきっかけになるだけでなく、自分の相続人は誰か、自分は誰の相続人になるのかなども整理するのに活用できます。

 

不要品の処分について

人が亡くなるときには、多くの物が不要になります。

特に写真や手紙、パソコンなどは残された人にとっては処分に困る場合が多いです。

エンディングノートに処分方法も書いておきましょう。

 

残された人たちへのメッセージ

お礼や感謝など、家族や親しい友人へのメッセージを書いておくことも出来ます。

メッセージだけでなく、思い出の写真を残しておくのもよいでしょう。

また、未成年の子供やペットなど誰かのサポートが必要な家族がいる場合は、自分になにかあったときにどうしてほしいか書いておきましょう。

エンディングノートを書くときの注意点

エンディングノートは本来誰かに読んでもらうことが前提です。

基本的には、何を書いてもいいのですが、次の点には気をつけましょう。

  1. 法的な効力はない
  2. 他人の悪口を書かない
  3. 情報を定期的に更新する

 

法的な効力はない

エンディングノートは、遺言書と異なり法的な効力はありません。

ただし、エンディングノートを書いた人の思いや意思は伝えることができるので、周りの人が亡くなった方の意思を尊重されれば、相続人同士のもめごとを回避することもできるでしょう。

 

他人の悪口を書かない

エンディングノートは、言葉や文章として残るので、後に残された人にとっては大変心に残ることになります。

特定の人の悪口や恨み言は書かないようにしましょう。

 

情報を定期的に更新する

現在と将来のことは、時間がたてば変化します。

エンディングノートは、一度書いたら終わりではありません。

定期的に見直しをしたり、追記したりしましょう。

特に、医療関係の情報は万が一の場合に適切に対応してもらえるように、状況が変わったら更新しておきましょう。

 

保管場所に注意

エンディングノートに書かれていることは、重要な個人情報です。

誰かに悪用されないようにすることが大切です。

しかし、自分の介護か必要になったときや、認知症になったとき、お葬式のときなどに速やかにエンディングノートを役立ててもらうこと必要があります。

ですから、身近な人がすぐに探し出すことができる場所に置いておきましょう。

また、自分のお子さんや親しい人に保管場所を伝えておいたり、持っておいてもらったりすると良いでしょう。

まとめ

今回はエンディングーノートの役割や書く内容、注意点などについて纏めてみました。

終活を始める方は、ぜひエンディングノートで自分らしい人生をおくってくださいね。

 

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