人生100年時代という言葉が、実感できる最近です。
私の周りにも、90代の方が本当に多くそして、元気でいらっしゃいます。
10年ほど前でしたら、100歳と聞くと本当に驚いていましたが、現在では101歳や102歳と聞いても驚くことはなくなりました。
100歳まで、生きることはこれから希なことではない時代になります。
自分自身が、90歳まで生きるとすると、現在60歳での定年後は何と30年。
働いている年数とほぼ同じ年月、何らかの形で収入を得ることが必要になってきます。
この30年間をお金に困ることなく、自分らしく生活できることが「優雅な老後」を送るには大切です。
今回は、「増える余命・減る公的保障で、老後を豊かに過ごすには!」というテーマで、情報を纏めてみました。
平均寿命と65歳からの余命
平均寿命と平均余命
平均寿命というのは、0歳からの平均余命のことです。
2017年現在は、女性87.26歳、男性81.09歳が平均寿命だそうです。
そして、65歳からの平均余命は、女性が24.43年、男性が19.57年。
したがって、女性の65歳からの平均余命は89.43歳、男性は84.57歳になるそうです。
(※厚生労働省の調査より)
社会保障給付費の見通し
社会保障費については、多くの人が不安に思っていると思います。
一口に社会保障と言いますが、社会保障って何でしょう。
社会保障は、私たち国民の生活を安定させるために国家や社会が保障してくれることです。
出産や、医療、介護などの社会的サービス、そして高齢者のための年金などがその対象になります。
そして、余命が伸び、高齢者が増え、少子化が晋日本の現状では、今後の社会保障給付費の見通しは楽観視出来ません。
少子化が益々進めば、財源の担い手は増えません。
そうなると、公的保障の役割が小さくなり「民間保障」や「自助努力(貯蓄など)」の割合が大きくなります。
つまり、自分で自分の財力をつけていく事が重要になってきます。
自助努力と民間保障の割合の増加
自助努力
自助努力とは何でしょう。
それは、自分で自分の財産を作ることです。
今後は、どんな自助努力が推進されるでしょうか。
いくつか候補を挙げてみました。
働いて収入を得る
まずは、今までは60歳定年でしたが今後は65歳、そして70歳でも生き生きと働く時代になります。
70歳でも、働いて収入を得るということが、当たり前の時代になるでしょう。
貯蓄をする
次に、貯蓄をすることも自助努力の重要です。
私も働いている時は、貯蓄をしたいと思っても教育費や家の維持費などにお金がかかり十分貯金をする事が出来ませんでした。
しかし、長い自分の人生を考えたときに、毎月少しずつでも良いので貯めていくことが重要でしょう。
民間保障
民間保障というのは、保険や共済です。
現在では、銀行や保険会社が老後を見据えた様々な保険などを扱っています。
又詳しいことは、別のページで紹介します。
老後にいくら必要か考えてみる
さて、老後にはいったいいくら必要なのでしょう。
「老後資金は、3,000万必要」と言われているようです。
けれども、これは人によって異なります。
「自分は、どんな老後生活をしたいのか」
ということをしっかり考えてみましょう。
たとえば、定年時に3,000万あっても夫婦で海外に豪華旅行をしたり、家をリフォームしたり新車を買ったりすれば、あっという間にお金は底をついてしまいます。
とくに、いまの50代くらいの人にはバブル期を経験してお金の使い方に浪費的傾向がある人も少なくないようです。
自分の老後の生活を自分で設計していくことが非常に重要です。
まとめ
今回は、「増える余命・減る公的保障で、老後を豊かに過ごすには!」というテーマで記事を纏めてみました。
老後を豊かに過ごすためには、公的な保障が少なくなることを見越して、十分な貯蓄と、民間保障を利用すること、そして、老後の自分の生活設計をしっかりとすることが必要な事が分かったと思います。
今回は、概要だけ紹介しましたが、今後は他のページで詳しいことを随時紹介してきますね。