こんにちは、けん爺です!
「終活」という言葉、とってもメジャーになりました。
一昔前までは、「『終活』って何?」、「『しゅうかつ』って『就活』じゃないの?」などといっていたような気がします。
でも、最近では「終活のすすめ」などといった言葉が、結構当たり前のように横行していますよね。
何と言っても人生100年時代になってきた今、やっぱり老後の問題を考えなければならないからです。
さて、私けん爺は定年退職してから「終活アドバイザー」の資格を取りました。
今回は、「終活アドバイザーを資格を取ろうと思ったきっかけや実際に資格の取得方法、取得にかかるお金、そして終活アドバイザーって役に立つの?」などなど、終活アドバイザーの資格について実際に資格を取ったけん爺が教えます。
終活アドバイザーの資格を取ろうと思ったきっかけ
終活アドバイザーの資格を取ろうと思った理由は3つあります。
1つ目は、老後の不安
2つ目は、実家の始末
3つ目は、義父母と実夫の介護問題
この3つの理由は、終活アドバイザーの資格を取ってみて分かったのですが、終活を考える上でも重要な視点になっています。
つまり、終活って本当に誰でも、自分自身の老後に密着していると言えます。
この3つの理由について、もう少し詳しく説明していきますね。
老後の不安
定年後の年金の少なさに驚き
私は、自分で言うのも何ですが、結構真面目な性格で、大学を出てから公務員として40年近く、堅実に仕事に励んできました。
60歳定年でしたので、60歳になる年の3月に無事に定年退職しました。
公務員ですから、安定した職業でしたので、ある程度の退職金をもらい、H27年3月に無事定年しました。
ところが、年金がもらえるのは62歳からということで、2年間は全く収入が無い状態です。
さらに、住宅ローンがあったので退職金で支払い、息子や娘の結婚式の支援にと結構なお金が飛んでいき、あっという間に退職金も僅かになりました。
勿論、せっかく退職したので今まで苦労をかけていた妻とも記念旅行にも行きたいと思い、ちょっと贅沢な旅行にも行きました。
そんなこんなで、手元に残ったお金が本当に、豊かな老後生活を送ることが出来るような状態ではなくなってしまったのです。
そして、62歳になってからもらった年金は1ヶ月15万円弱。
15万あればと思う方もいらっしゃるでしょうが、実際には本当に辛い金額です。
65歳からは満額あたるといっても、介護保険料を差し引くと結局、それほど大きな額ではありません。
年金の仕組みも十分に分かっていなかった自分が情けなくなりました。
老後の経済的な設計とは
そんな時に、老後の経済的な設計を立てるべきだと考えました。
妻と一緒に、一年間に必要なお金は何か洗い出しました。
税金、光熱費、車の維持費、新聞代や携帯電話料、健康保険料、生命保険、医療費など。
その他、食費や嗜好品、趣味に使うお金など。
ざっと考えても1ヶ月2人で結構な支出になります。
優雅な老後を考えたときに、2,000万円という説は納得です。
そう思うと、老後を含めた人生設計をトータルで考えることの重要性に気づきました。
このことも、終活を真剣に考えてみようと思った大きな理由です。
実家の始末
実家には、7年前に母を亡くした父親が一人で住んでいます。
その父親も、90歳を過ぎ一人で暮らすのが難しい状態になってきました。
そこで、施設に入居することになったのです。
そうなると、今後実家の始末について考え始めることになりました。
家の始末
実家の始末の一番は、家の始末です。
空き家になった家ですが、まだまだ多くの家財道具などが家の中にあります。
仏壇もあって、この始末についてもどうすれば良いのか悩むところでした。
お墓の始末
実家のお墓についても大きな問題です。
母の遺骨や、先祖の遺骨も入っていて、墓地のことや遺骨をどうすれば良いかということも大きな問題です。
相続問題
相続についても、他人事のように考えていましたが、父親や義父母が亡くなったらと思うと、何をどうすればよいのか、本当に分からない事ばかりです。
もしもの時は、誰に何を聞けば良いのか?
どんな手続きがあるのか?
いつまで何をしなければならないのか・
本当に心配なことばかりです。
実家の始末を考えた時、きっといずれは自分自身の身に降りかかることだと気づきました。
そう思うと、実家の始末はいずれは自分の始末=終活だと思い始めたのです。
介護の問題
実家の父の問題だけでは無く、妻の父母が、90歳を過ぎ介護が必要な状態になってきました。
誰に何を相談?
介護の問題についても、それまで全く考えたことがなく、行き当たってみて誰に何を相談すれば良いのか困りました。
まずは、市の健康課などを訪れて相談することから始めましたが、介護サービスのシステムや法的なことについても分からない事が多く、とても困りました。
介護はどんな仕組み
介護に関する多くのサービスがあるのですが、実際にはどんな仕組みになっていて、どんな手続きが必要なのかも五里霧中状態でした。
実家の始末同様、介護の問題も実は自分自身の問題になることも痛感しました。
終活アドバイザーの資格取得に挑戦
老後の不安、実家の始末、義父母と実夫の介護問題
この3つの大きな理由から、終活アドバイザーの資格を取ろうと思いました。
なぜならば、老後の経済設計・家や墓の始末・介護の問題は、一つ一つがとても大きな問題ですが、切り離して考えることの出来ない問題でもあります。
すなわち、この3つの問題は、終活という大きな枠で考える必要があるからです。
そして、いずれ自分自身に必ず降りかかることになる問題でもあるからです。
終活アドバイザー資格取得方法
私が終活アドバイザーの資格をとったのは、UーCANの通信講座です。
ユーキャンの「終活アドバイザー講座」講座は、「NPO法人ら・し・さ」が認定する唯一の通信講座だそうです。
ユーキャンの通信講座による資格取得方法
資格取得方法は、とても簡単です。
①ユーキャンの通信講座に申し込む
②ユーキャン通信講座から送ってきた教材で学習する
③添削指導に課題を提出する(3回)
④検定試験を受ける
⑤検定試験に合格したら、認定証が届き終活アドバイザーの資格を取得できる
ユーキャンの資格取得:5つのメリット
短期間で資格が取得できる
ユーキャンの資格は短期間で4ヶ月取得できます。
4ヶ月で本当に大丈夫?
と思う方もいらっしゃるでしょうが、私も3ヶ月ちょっとで取得できました。
その理由は、次の2点です。
①PCやスマホからのオンライン指導サポートがある
②A5サイズの要点チェック問題集がついている
要点チェック問題集はこんな感じです。
問題集の中身はこんな感じで、使い方がしっかり示されていて、とても分かりやすいです。
この2つは、とても便利でした。
ちょっとした隙間時間にこの2つを利用して学習しました。
標準学習時間を過ぎても大丈夫
標準学習時間は、4ヶ月ですが、8ヶ月までは添削や質問を含む全ての指導サービスを受けることが出来ます。
また、学習期間中は、追加料金無しで何度でも受験が出来ます。
検定も自宅でできる
最後の検定試験も自宅でできます。
時間や日にちを拘束されないので、自分の生活に合わせて資格の取得が出来ます。
エンディングノートが付いてくる
教材と一緒にエンディングノート「ら・し・さノート」が付いてきます。
学習と並行してエンディングノートも作成していくことが出来ます。
資格取得後のセミナーも充実
資格取得後は、終活アドバイザー協会「「NPO法人ら・し・さ」から、定期的におしらせや「ら・し・さ通信」が届き、セミナーの紹介や、終活に関係のある法律の改正などの紹介があります。
セミナーに参加することで、コミュニティもでき、色んな悩みを共有したり、自分の生き方をさらに深く学ぶことが出来ます。
終活アドバイザー資格取得にかかるお金
終活アドバイザー資格の取得にかかるお金は、ユーキャン通信講座の場合は、一括払いで35,000円です。
分割払いでは、2,980円×12回払いになります。
支払いは、教材が届いてからの後払いです。
教材が気に入らなかったり、都合でキャンセルしたい場合は、教材到着後8日以内であれば返品できます。
終活アドバイザーは役に立つ?
終活アドバイザーの資格を取ってみて、大変に役になったと思ったことが3つあります。
① 終活を包括的に考えることが出来る
② 終活に必要な知識が身に付く
③ 実践的なライフプランを考えることが出来る
終活を包括的に考えることが出来る
終活を包括的に考えることが出来るというのは、介護や相続・お墓の問題など一つ一つのことが行き当たりばったりに考えていては、老後の生活が不安定です。
包括的に自分の終活や、家族の終活を考えることが出来るのに大変役にたちました。
終活に必要な知識が身に付く
終活に必要な知識は大変多いです。
・エンディングノート
・死後の手続き
・財産整理
・不要品整理
・住宅のリフォーム
・医療
・葬式
・お墓
・相続
など、あげたらきりが無いほどです。
しかし、この通信講座で学んだことで、基本的な知識がしっかりと身に付きました。
法的なことも理解出来、また非常にわかりやすく纏めてあるので、他人へのアドバイスも相手に分かりやすく伝えることが出来ます。
実践的なライフプランを考えることが出来る
エンディングノート「ら・し・さノート」の活用で、実践的なライフプランを立てることが出来ます。
私は、教材で付いてきた「ら・し・さ」で自分のライフプランを立て、実家の父親用に一冊購入して父親と一緒に父親のライフプランも立てました。
自分のライフプランは、マネープランに重きが置かれましたが、父親のライフプランはどちらかというと、今後の本当の人生の終末を迎えるにあたっての、思いを聞くことに重点を置きました。
このように、一人一人のライフプランは異なります。
終活を初めて年齢によって、エンディングノートの活用の仕方も異なります。
この経験は、その後相談を受けた方へのアドバイスにも繋がりました。
まとめ
今回は、私けん爺が、取得した終活アドバイザーの資格について纏めてみました。
終活は、人生100年時代には必須です。
アドバイザーの資格を取らなくても、終活についてのサイトや書籍もたくさんあります。
あなたの今のライフプランに合わせて、ぜひ考えてみてください。
アドバイザーの資格を取りたい方は、この記事も参考になさってくださいね。